鶴巻温泉
風薫る5月と言いながら、雨が続いたり、そうでなくともGWは皆勤賞、そろそろ嫌気がさしてきたので、有休を取って温泉へ行くことにしました。
ネットで近場の温泉を検索したところ、安・近・短を満たす温泉場では、どうも「鶴巻温泉」が良さげと判断し、目的地に決定。
「鶴巻温泉」といえば、その昔、相鉄線沿線の高校へ通っていたころ、現代国語の担任が「鶴巻温泉」に住む鶴巻先生だったこともあって、名前だけはしっかり頭にインプットされていましたが、これまで、実際に訪れたことはありませんでした。
でも、調べてみると、思いのほか近い。 最寄駅からすれば、「飯山温泉」・「七沢温泉」・「廣澤寺温泉」の方が本厚木なので手前なのですが、いずれも駅からバスで40分あまり行くことを考えれば、ほとんど駅前にある「鶴巻温泉」の方が格段とアクセスが便利です。
そこで、早速出かけてみると、あにはからんや、そこは、「鶴巻温泉」という駅名から想像していた<神奈川の田舎> とは異なり、なんと ! 駅前にデンとライオンズマンションが !! それはないだろうって(泣)
まことに不安だったのですが、道沿いに歩いていくと、マンションの肩越しに丘というか、こんもりとした木立の集積が見え始めました。 あそこかなと思って5分程度歩くと、左右に数軒の宿があるようです。これらを総称して「鶴巻温泉」といいます。
さて、ここで、少々迷ったあげく、中でも一番由緒有り気な「陣屋」へ
聞くと、日帰り入浴は14時~だけど、昼食とセットなら11時半から利用できるということで、日帰りパックにすることにしました。
玄関を入り、「お客様」の入場ごとに打ち鳴らす太鼓の音を聞きつつ、深みのあるチョコレート色と光沢がいい感じの通路をたどって、まずは何はともあれ露天風呂へ!
露天風呂は、内風呂とは別の離れにありましたが、これがなかなかのもの。檜の香りが漂う浴槽に無色透明の温泉、泉質は必要以上に柔らか過ぎず、比重も重さを感じない自然な感じ。 それでいて、暫くたつと額から汗がツツーっと流れ、まさしく効能がありそうです。
内風呂も、ゆったりと清潔感があり申し分なし。 シャワーがカランのすぐ横にあり、洗う姿勢のまま使えるのも嬉しい限りです。
内風呂から出てきたすぐの部屋が休憩に使えて、これがまた、井草の香りが残る畳の部屋で大広間とも呼べるほど広く、ここに寝転んで、大きなガラス戸の向うの広~い庭を見ながら、つい、うとうとする。 これがまた、至上の気分でした。
そして、この日は、別棟のレストランで名物 「やまと豚のひつまぶし」を昼食にいただきました。
これは、ご存じ 「(うなぎの)ひつまぶし」を豚肉バージョンにしたもので、炭焼きにしてタレをつけた「やまと豚」がうなぎの代わりにごはんに乗っています。次いで、これに海苔やわさびを薬味に乗せ、特製の出し汁でいただきます。 美味いッ!
また、食事と同時に、ここの窓から、池の鯉とその向うの庭を眺めるのもなんとなく優雅な気分でした。
木々の若葉と咲き誇る花々、水辺と散策路、温泉と美味、半日程度の小旅行でしたが、暫し喧騒を離れリラックス、そしてリフレッシュすることができました。
遠くに行かずとも、近場でちょっとした非日常を体験する。 TVも携帯も切り、五感が感じるものだけをたよりに自然体で過ごすのは、反って今の時代には贅沢なのかもしれない。そんなことを思った有意義な一日でした。
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