1Q84
そう、いつも思うのですが、村上春樹(敬称略)の小説は、「面白い」という表現では言い尽くせないところがあります。
それは、例えて言えば、寝ているときに見る夢を、起きたらほとんど忘れていて断片的にしか思い出せない、しかし、とても大切ななにかを語っている夢だったような気がする、その夢をつなぎ合わせてきちんとストーリーにしてくれたみたいなそんな感じ
なんとなくファンタジックでなじみやすい、でも、しっかりとした内容というか重みのある、自分のアイデンティティ探しをしているようで、されど、まだ行き着かない、そして、次の作品を待ち望んでやまない。
もちろん、作品ごとに、背景も登場人物もストーリーの展開も皆違っているのに、思想というか何かの意志が連綿として引き継がれていて、いったん、そこに入り込むと、その魅力から抜け出せない、というか出たくない。
特に、「1Q84」は、話の展開がまだまだありそうな余韻があり、おそらく、今回発刊された2冊がBOOK1、BOOK2となっていて、上下でないことは、BOOK3以降がありそうな予感もあります。
ネタバレをしたくないので中身には触れませんが、とにかく確かな満足感、充実感が得られる小説です。
信じられないほど人気があって、出たばかりなのに入手困難となっているようですが、予約してでも買う価値は十分あると思います。
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