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2009年6月13日 (土)

辻井伸行さん

Photo 辻井伸行さんが7日、米テキサス州で4年に1度開かれるヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、日本人として初めて優勝しました!

翌日、そのニュースが伝わると、その瞬間から所属事務所やレコード会社には問い合わせが殺到。 CDの売り上げは急増し、コンサートのチケットは完売。クラシック界の若きヒーローの誕生に列島は熱狂しています。

確かに快挙には違いなく、Kidsも以前から大きな期待を抱いていたピアニストですが・・・・・ なんだかなあ、4年前の第15回ショパン国際ピアノコンクールで「批評家賞」を受賞したときは、ほとんどニュースにならなかったのに

今、その時のCDを聴いていますが、この頃からもっと騒がれても良かったような・・・ もっともテクニックは万全だけども ”16歳か、なるほど” という若さは感じます。 それでも、とても素晴らしい。

そういえば、以前TVで見たカプースチンの「8つの演奏会用エチュード」は良かったなあ! また、再放送しないかしら

ところで、彼のピアノの素晴らしさについて敢えて言えば、それは、指揮者・佐渡裕さんが ”音楽の神様が舞い降りた瞬間を見るようだった”、又、恩師のピアニスト・横山幸雄さんが ”じっくりと彼の音楽に耳を傾けてほしい。きっと彼の心のメッセージがあなたの心をゆさぶるはずだ” というように、その音楽の「やわらかさ」と「やさしさ」ではないかと思います。

たとえて言えば、温泉の源泉のような感じ。 強靭なテクニックで不足なく圧倒的な演奏をみせる「硬水」のピアニストがいる一方、彼の紡ぐ音楽は「軟水」 とても「やわらかい」感じがします。

それは、前述の佐渡裕さんと共演した最新CD「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番」にも顕著にあらわれています。 緩徐楽章のような「うたわせる部分」に限らず、早いパッセージを弾くときのタッチも力強く、しかも、とても「やさしく」「やわらかい」 (ところで、このCDはいいですよ! オーケストラの演奏もバッチリで絶対オススメです)

しかし、マスコミが何かといえば 「全盲のピアニスト」 と騒ぐのには閉口します。 全盲で優れたピアニストは、Kidsが、モーツァルトが特に素敵だと思っている梯剛之さんとか、他にも何人もいらっしゃるし、どうして、日本のマスコミの報道姿勢っていうのは、いつも「扇情的」なんでしょうかね。

CDが5万枚も売れるのも、マスコミとエイベックスの策略か! なんて、思わず考えてしまう加熱ぶりです。

まあ、でも、日本人はすぐ飽きるから そうしたら、久しぶりにコンサートへ出かけたいと思います。 さて、いつになるでしょうか(笑)

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